私たちの身体は、自律神経によって無意識にコントロールされています。
ストレスにより自律神経のバランスが乱れると、コントロールがうまくできなくなり、さまざまな不調を感じてしまうことでしょう。自律神経とストレスの関係性について、お伝えします。
■自律神経の乱れとは?
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、状況によってどちらが優位になるのか、自動で切り替わっています。たとえば、昼間仕事をしている時に、優位になるのは交感神経です。いわゆる身体のスイッチが「オン」になっている状態で、私たちの身体を活動的な状態へと導いてくれます。とはいえ、ずっとそのままでは、心や身体が休まる暇がなくなってしまうでしょう。リラックスした時には、副交感神経の方が優位になり、各機能の働きは安静の方向へと向かうようになります。
一般的には、自律神経のスイッチは自動で切り替わるもの。私たちが、何か特別な行動をする必要はありません。何らかの理由で自律神経が乱れると、「夜寝る時間になっても交感神経優位で眠れない」「昼間も副交感神経優位で倦怠感が抜けない」なんてことにもなりかねないのです。この自律神経を乱す原因の一つとして注目されているのが、「ストレス」です。
■なぜストレスで自律神経が乱れてしまうの?
ストレスがかかる状態で、人間はリラックスすることはできません。自然界では、そのリラックスが命取りになる危険性もあるからです。過度なストレスにさらされ続けると、交感神経優位の状態がずっと継続してしまいます。すると、「夜になっても眠れない」「体を休めるべき時期に休めない」なんてトラブルが発生しがちです。自律神経の乱れが原因で、心身の健康を損なう可能性もありますから、十分に注意しましょう。
■自律神経の乱れに負けないための対処法
自律神経を整えるために重要なのは、副交感神経です。強いストレスにさらされている方は、特に「交感神経優位の時間が長い」と言われています。副交感神経が優位になる時間を意識して作り出すことで、自律神経のバランスを整えられる可能性があります。
★湯船にお湯をはって、ゆったりとつかる
副交感神経を優位にするため、オススメなのが「ぬるま湯につかる」という方法です。忙しい時には、ついシャワーだけで済ませがちですが、できれば湯船につかって、ゆっくりと身体をリラックスさせましょう。
この時、お湯の温度を高く設定し過ぎると、交感神経がさらに活発になってしまう可能性も。温度は低めに調整してみてください。
★ストレスの原因を見つけ出す
副交感神経を優位にするため、欠かせないのがストレス対策です。何にストレスを感じるのかは、人それぞれで異なるもの。視野を広くして、自身の心に負担をかけているものを探してみてください。「原因はわかっているけれど、そう簡単に取り除けない」という場合は、上手なストレス解消法を探してみましょう。
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